マウスピース矯正では保険適用は難しい!適用の条件や値段を安く抑える方法を紹介

           

マウスピース矯正は歯医者さんで行うことが多いため、保険適用ができるのか気になる方も多いかと思います。

ですが、結論から言うと、マウスピース矯正の保険適用は非常に難しいです。

保険適用になるケースもゼロではありませんが、可能性は限りなく低いと考えておきましょう。

本記事では、マウスピース矯正の保険適用の条件や、保険適用をしなくても値段を安く抑える方法などを紹介します。

ぜひとも参考にしていただき、お得にマウスピース矯正をしましょう!

                 

マウスピース矯正は基本的には保険適用外!

冒頭でも紹介したように、マウスピース矯正は基本的には保険適用外となります。

保険が適用できれば3割から1割程度の負担となるので、非常にお得ではありますが、矯正に関しては望みは薄いと考えたほうが良いです。

歯列矯正は審美目的であることがほとんどで適用されない

保険適用外である理由は、歯列矯正は「審美目的」であるためです。

ものすごく簡単に言えば、健康保険は病気やケガを治すための行為にしか適用されません。

歯列矯正というのは、基本的にほとんどの人が「病気やけがを治すために歯列矯正をしなければいけない」という状態にはなっていないので、保険は適用されません。

なお、もし疾患の治療のための歯列矯正だったとしても、条件を満たさなければ保険適用はされないので注意しましょう。

保険適用になるケースはあるがマウスピース矯正では難しい

別の言い方をすれば、疾患の治療のための歯列矯正で条件を満たせば保険適用はされるとも言えます。

ですが、疾患の治療のための歯列矯正で条件を満たすとすれば、それはマウスピース矯正では難しい治療であることがほとんどです。

疾患の治療のための歯列矯正となると、ほとんどの場合でワイヤー矯正を利用します。

そのため、マウスピース矯正での保険適用の可能性は限りなく低いです。

マウスピース矯正が保険適用になる3つのケース

マウスピース矯正が保険適用になる3つのケース

マウスピース矯正が保険適用になるとすれば、まずは上記の3つのケースのいずれかに該当している必要があります。

この条件に該当していたとしても、さらにマウスピース矯正が利用できる症例に該当していなければいけません。

また、保険適用できるクリニックへ行く必要もあるので注意しましょう。

1.厚生労働大臣が定める疾患

厚生労働大臣が定める疾患に該当すれば、保険適用となります。

主な疾患としては「唇顎口蓋裂」や「ダウン症候群」などが挙げられます。

詳しくは以下にまとめたので心当たりがあれば確認しておきましょう。

厚生労働大臣が定める疾患リスト
唇顎口蓋裂、ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)、鎖骨頭蓋骨異形成、トリーチャ・コリンズ症候群、ピエール・ロバン症候群、ダウン症候群、ラッセル・シルバー症候群、ターナー症候群、ベックウィズ・ウイーデマン症候群、顔面半側萎縮症
先天性ミオパチー、筋ジストロフィー、脊髄性筋委縮症、顔面半側肥大症、エリス・ヴァンクレベルド症候群、軟骨形成不全症、外胚葉異形成症、神経線維腫症、基底細胞母斑症候群、ヌーナン症候群、マルファン症候群、
プラダー・ウィリー症候群、顔面裂(横顔裂、斜顔裂及び正中顔裂を含む。)、大理石骨病、色素失調症、口腔・顔面・指趾症候群、メビウス症候群、歌舞伎症候群、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群、ウイリアムズ症候群、ビンダー症候群、スティックラー症候群、小舌症、頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群及び尖頭合指症を含む。)、骨形成不全症、フリーマン・シェルドン症候群、ルビンスタイン・ティビ症候群、染色体欠失症候群、ラーセン症候群、濃化異骨症、6歯以上の先天性部分無歯症、CHARGE症候群、マーシャル症候群、成長ホルモン分泌不全性低身長症、ポリエックス症候群、リング18症候群、リンパ管腫、全前脳胞症、クラインフェルター症候群、偽性低アルドステロン症、ソトス症候群、グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)、線維性骨異形成症、スタージ・ウェーバ症候群、ケルビズム、偽性副甲状腺機能低下症、Ekman-Westborg-Julin症候群、常染色体重複症候群、巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)、毛 ・鼻・指節症候群(Tricho Rhino Phalangeal症候群)、その他顎・口腔の先天異常

2.萌出不全が3歯以上

日本矯正歯科学会では「前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る。)に対する矯正歯科治療」であれば保険適用としています。

簡単に言えば、3歯以上永久歯が生えてこなくて、それに起因してかみ合わせが悪くなっている場合は保険が適用できます。

ただし、この治療は基本的にマウスピース矯正では行えないので注意しましょう。

3.顎変形症の手術前後

顎変形症の手術前後の矯正でも保険適用となります。

ただし、「顎離断等の手術を必要とするものに限る」としているので、正直なところほとんどの人が該当しません。

もし該当するのであれば、医者から伝えられるので、心当たりがない場合は該当しないと考えて良いです。

保険適用外のマウスピース矯正費用・値段は10~100万円ほど

症例費用
すきっ歯(全体矯正)50万円~80万円
すきっ歯(部分矯正)10万円~50万円
出っ歯(全体矯正)50万円~100万円
出っ歯(部分矯正)30万円~50万円
八重歯・叢生(全体矯正)50万円~100万円
八重歯・叢生(部分矯正)30万円~50万円

これまで紹介した内容からも分かる通り、マウスピース矯正は基本的には保険適用外になると考えましょう。

保険適用外となった場合のマウスピース矯正の費用・値段は10~100万円ほどです。

軽度のすきっ歯なら10万円程度でも治せる場合がありますが、中度の出っ歯・叢生などは全体的な治療が必要となる場合が多いですし、抜歯を行うこともあるため、100万円近くになることも少なくありません。

どれくらいの費用になるか詳しく知りたい場合は、クリニックへカウンセリングに行きましょう。

保険適用外でもマウスピース矯正の費用を安く抑えるコツ

100万円近くになることもあるマウスピース矯正ですが、コツ次第では保険適用外でも費用を安く抑えることもできます。

費用を抑えたいならこれから紹介する方法をぜひ参考にしてください。

保険適用外でもマウスピース矯正の費用を安く抑えるコツ

分割払いを検討する

分割払いは比較的誰にでも利用できて、保険適用外でも簡単に初期費用を減らすことができます。

ローンを利用することになるので、利息がつき総費用は高くなりますが、最初の負担は大幅に少なくなります。

場合によっては、月3,000円程度で利用できるマウスピース矯正もあるので、初期費用が払えずに困っている方はぜひ検討してみましょう。

部分矯正も検討する

全体矯正ではなく、部分矯正を検討するのも一つの手です。

全体矯正の平均費用は80万円程度ですが、部分矯正なら保険適用外でも30万程度で済むことが多いです。

部分矯正でも十分見た目は良くなるので、一度カウンセリングなどを受けて、部分矯正で対応してもらえるかチェックしてみましょう。

複数のクリニックで費用を比べる

複数のクリニックで費用を比べるのも大事です。

マウスピース矯正はクリニックによって保険適用外でも費用が大きく異なります。

1つのクリニックに絞ってあれこれ悩むよりも、さまざまなクリニックの費用を確認して、それぞれで相談をしたほうが良いです。

費用の違いが明確になりますし、何より自分に合ったクリニックが見つかりますよ。

矯正というのは一生に1度の大事な治療なので、クリニックは慎重に選んでくださいね。

保険適用外でも費用を抑えてマウスピース矯正できるか無料相談してみよう!

マウスピース矯正保険適用費用期間無料相談
スマイルモア矯正原則適用外目安総額約17~35万円約3ヶ月〜12ヶ月可能
DPEARL原則適用外308,000円~2ヶ月~10ヶ月可能
ウィ・スマイル矯正原則適用外お試し(1回):1,650円
4回:月1,760円~
8回:月3,850円~
12回:月5,830円~
18回:月8,580円~
24回:月11,000円~
難症例:別途
3ヶ月~11ヶ月可能
hanaravi原則適用外Basic:月4,700円~
Medium:月7,100円~
Pro:月9,500円~
軽度なら5ヶ月~7ヶ月
中度以上なら8ヶ月~18ヶ月
可能
ピュアリオ歯科原則適用外ベーシック:月5,000円~
スタンダード:月9,000円~
プロ:月11,500円~
6ヶ月~10ヶ月可能
キレイライン矯正
原則適用外初回:22,000円
2回目以降:55,000円
4回コース:176,000円
7回コース:319,000円
10回コース:462,000円
5ヶ月〜1年3ヶ月程度可能

先ほども紹介したように、マウスピース矯正をする際はクリニックを比べるのが重要です。

そこで、無料相談ができる主要クリニック・マウスピース矯正ブランドをまとめてみました。

初期費用を抑えたいなら、月払いにも対応しているウィ・スマイル矯正やピュアリオ歯科、hanaraviなどが重宝しそうですね。

お試しで気軽に始めたいならキレイライン矯正を利用するのも一つの手ですね。

どれも人気のクリニックで非常におすすめなので、時間に余裕があるならそれぞれでカウンセリングを受けて、最適なブランド・クリニックを見つけてくださいね。

料金が安くておすすめなのはスマイルモア矯正

スマイルモア矯正
矯正期間3ヶ月〜12ヶ月
費用約17万円〜35万円
対象範囲部分矯正のみ(前歯上下12本)
通院頻度3ヶ月に1回
提携クリニック数6院

料金の安さで選んでいるのならスマイルモア矯正をおすすめします!

月額3,000円から始めることができ、目安総額が17~35万円と安価なのが大きな魅力です。

また、矯正しながらホワイトニングも同時に行えるという魅力も持っています。

提携院は駅チカなので、通院もしやすくなっていますよ。

あらゆる面で歯をきれいに保ちたいなら、スマイルモア矯正の利用を検討してみましょう。

通院頻度の負担が少ないのはhanaravi

hanaravi
費用Basic:330,000円
Medium:495,000円
Pro:660,000円
矯正範囲部分矯正(前歯上下16本)
治療期間Basic:5~7か月
Medium:7~10か月
Pro:8~18か月
通院頻度平均1.3回 / 最低1回
提携クリニック数全国に4院(東京、大阪、京都)

通院頻度の少なさで選ぶならhanaraviがおすすめです!

平均通院数は1.3回と非常に少なく、ほとんどの人が1回の通院でマウスピース矯正を完了できています。

通院回数が少ないからといって不安なことはなく、経過観察はスマホでしっかりと確認してもらえます。

LINEでいつでも相談ができるのも魅力のひとつです。

これだけサポートが充実していながらも、費用もリーズナブルなので、非常に利用しやすいですよ。

相談がしやすいのはピュアリオ歯科

ピュアリオ歯科
費用ベーシック:550,000円
スタンダード:950,000円
プロ:1,150,000円
矯正範囲部分矯正・全顎矯正
治療期間半年〜10ヶ月
通院頻度2か月に1回
提携クリニック数東京に1院、相談室4軒

相談のしやすさで選ぶなら、ピュアリオ歯科がおすすめです。

ピュアリオ歯科は、世界的に有名なマウスピース矯正ブランドであるインビザラインを導入しており、信頼度が高いのが大きなポイントです。

無料カウンセリングに対応しており、治療期間や費用などを具体的に教えてもらうことができます。

もちろんカウンセリングを受けたからといって、そのまま治療を始める必要もなく、本当に相談だけでも可能です。

何度でも無料でカウンセリングを受けられるので、気軽に問い合わせてみましょう。

マウスピース矯正の保険適用によくある質問

ここからはマウスピース矯正の保険適用に関するよくある質問に答えていきます。

疑問点などがある方は、最後まで読んでいただければ解決するかと思います。

マウスピース矯正で医療費控除は受けられる?

マウスピース矯正は保険適用は基本的に不可能ですが、医療費控除を受けられる可能性はあります。

保険適用の場合と同じで、審美目的のマウスピース矯正なら医療費控除は受けられないのですが、医師の判断次第では医療費控除を受けられるようになります。

「保険適用外=医療費控除を受けられない」というわけではないので、まずは気軽にカウンセリングを受けて医師と相談しましょう。

マウスピース矯正を辞めてワイヤー矯正にすれば保険適用になる?

マウスピース矯正は、比較的軽い症例にしか対応できないこともあって、保険適用となるケースが非常に少なくなっています。

ですが、ワイヤー矯正に変えたところでも、結局は保険適用になるケースに当てはまらなければ自費診療のままです。

保険適用になるケースは前述したとおり「厚生労働大臣が定める疾患」などに該当する場合のみです。

顎関節症をマウスピース矯正で治したいんだけど保険適用になる?

顎変形症」の手術前後の矯正は保険適用となりますが「顎関節症」は保険適用とならないので注意しましょう。

そもそもとして顎関節症は、マウスピース矯正で治るとは限りません。

マウスピース矯正は疾病の治療のために行うのではなく、見た目をきれいにするために行うので、健康上の効果は期待しないことです。

まとめ

マウスピース矯正は、審美目的で行うものなので、保険適用は基本的には不可能です。

保険適用できそうな疾病があるなら、一度カウンセリングを受けてみるのも一つの手です。

無料で相談できるクリニックはたくさんあるので、自分に合ったところを見つけてくださいね。

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hanaravi(ハナラビ)
ピュアリオ歯科
ウィ・スマイル矯正
スマイルモア矯正
DEPARL(ディパール)
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