歯列矯正で保険適用になる条件は?費用を抑える方法も紹介!

           

「歯列矯正って保険適用できるの?」「条件が適用されるのか知りたい」

歯列矯正は安くはないので、できるだけ保険適用にして費用を抑えたいですよね。

そこで本記事では歯列矯正で保険適用となる条件について詳しく解説していきます。

歯列矯正は基本的には自費診療となりますが、場合によっては保険適用され費用を大きく抑えることもできます。

保険適用の条件に該当しているのに、審美目的として歯列矯正をしてしまってはもったいないので、しっかりと確認しておきましょう!

                 

基本的に歯列矯正は保険適用外となる

大前提として、基本的に歯列矯正は保険適用外となることは理解しておきましょう。

歯列矯正が保険適用外となる理由は、審美的な処置は自由診療となるためです。

歯列矯正をする理由のほとんどが「見た目を良くするため」であって、疾病の治療のためには行われません。

たとえ病院で行う処置であっても、疾病の治療のためでなければ保険は適用されません。

同じように病院で行われる「美容整形」や「医療脱毛」が保険適用にならないのと同じ理由ですね。

ただし、歯列矯正は審美目的ではなく、疾病の治療のために行われる場合もあります。

疾病の治療のためなら保険適用になる条件を満たすこともあるので、条件をチェックしておきましょう。

歯列矯正で保険適用になる3つの条件

歯列矯正で保険適用になる条件は上記の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.厚生労働大臣が定める疾患

厚生労働大臣が定める疾患とは、簡単に言えば「唇顎口蓋裂」や「ダウン症候群」などです。

これらの疾患によってかみ合わせに異常が発生している場合は、歯列矯正でも保険適用となります。

たとえこれらの疾患でも、かみ合わせに異常がない場合は保険は適用されないので注意しましょう。

厚生労働大臣が定める疾患リスト
唇顎口蓋裂、ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)、鎖骨頭蓋骨異形成、トリーチャ・コリンズ症候群、ピエール・ロバン症候群、ダウン症候群、ラッセル・シルバー症候群、ターナー症候群、ベックウィズ・ウイーデマン症候群、顔面半側萎縮症
先天性ミオパチー、筋ジストロフィー、脊髄性筋委縮症、顔面半側肥大症、エリス・ヴァンクレベルド症候群、軟骨形成不全症、外胚葉異形成症、神経線維腫症、基底細胞母斑症候群、ヌーナン症候群、マルファン症候群、
プラダー・ウィリー症候群、顔面裂(横顔裂、斜顔裂及び正中顔裂を含む。)、大理石骨病、色素失調症、口腔・顔面・指趾症候群、メビウス症候群、歌舞伎症候群、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群、ウイリアムズ症候群、ビンダー症候群、スティックラー症候群、小舌症、頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群及び尖頭合指症を含む。)、骨形成不全症、フリーマン・シェルドン症候群、ルビンスタイン・ティビ症候群、染色体欠失症候群、ラーセン症候群、濃化異骨症、6歯以上の先天性部分無歯症、CHARGE症候群、マーシャル症候群、成長ホルモン分泌不全性低身長症、ポリエックス症候群(XXX症候群、XXXX症候群及びXXXXX症候群を含む。)、リング18症候群、リンパ管腫、全前脳胞症、クラインフェルター症候群、偽性低アルドステロン症、ソトス症候群、グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)、線維性骨異形成症、スタージ・ウェーバ症候群、ケルビズム、偽性副甲状腺機能低下症、Ekman-Westborg-Julin症候群、常染色体重複症候群、巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)、毛 ・鼻・指節症候群(Tricho Rhino Phalangeal症候群)、その他顎・口腔の先天異常

2.萌出不全が3歯以上

萌出不全が3歯以上、つまり生えてこない永久歯が3歯以上あり、それによってかみ合わせに異常が発生している場合は、保険適用となります。

こちらもかみ合わせに異常がない場合は保険適用とはなりません。

子供の歯列矯正をする場合は、これに該当していないかしっかりとチェックしましょう。

3.顎変形症の手術前後

顎変形症の手術前後でも保険適用で歯列矯正を受けられます。

ただし「顎離断等の手術を必要とするものに限る」とされているので、適用されるケースは非常に低いです。

これまで紹介した条件から「適用になるかも」と感じた場合は、一度医師に相談してみてください。

保険適用外の歯列矯正の費用は10万~180万円ほど

種類特徴全体矯正費用部分矯正費用
表側のワイヤー矯正どんな症例にも対応でき発音にも影響しない
目立つのがデメリット
70万円~120万円10万円~70万円
裏側のワイヤー矯正全く目立たない
費用が高いのがデメリット
100万円~180万円50万円~150万円
ハーフリンガル矯正上の歯は裏側矯正・下の歯は表側矯正をする
裏側矯正よりも目立ちづらく裏側矯正よりも費用が安い
70万円~130万円30万円~100万円
マウスピース矯正目立ちづらく費用が安い
適用できない症例があるのがデメリット
50万円~100万円10万円~50万円

保険適用外の歯列矯正の費用は10万~180万円ほどです。

矯正方法や矯正部位、現在の歯並びの悪さなどによって費用は大きく異なります。

また矯正するにあたって、抜歯をしたり、歯を削ったりすると費用は高くなりやすいです。

特徴や費用など、上記の表にまとめたので、自分に合った矯正方法を選んでくださいね。

保険適用外で費用が高くて悩んでいる場合は、比較的安く利用できるマウスピース矯正がおすすめですよ。

保険適用外になった歯列矯正の費用を抑える3つの方法

保険適用外となった歯列矯正の費用を抑えるには、上記の方法を試してみましょう。

それぞれ詳しく解説していきますね。

1.部分矯正やマウスピース矯正で治療する

部分矯正やマウスピース矯正での治療を検討してみましょう。

前述したように、マウスピース矯正はほかの矯正方法に比べると安いので、保険適用外でも苦には感じづらいです。

また、全体矯正で歯全体をきれいにするのではなく、部分矯正で前歯のみをきれいにすることも検討しましょう。

軽度のすきっ歯や、出っ歯などであれば部分矯正で事足りることも多く、費用を大幅に削減できます。

「どうせ矯正するなら歯全体をきれいにしたい」という考えも悪くありませんが、前歯以外の歯がきれいなら無理して全体矯正をする必要はありませんよ。

2.分割払いをする

初期費用の負担を減らしたいのであれば、分割払いを活用しましょう。

クリニックにもよりますが、60万円近い矯正費用も分割払いにすることで月1万円程度に抑えることができますよ。

もちろん総費用が減るわけではなく、むしろ利息によって増えてしまうので注意してくださいね。

3.複数のクリニックの中から安いところを選ぶ

複数のクリニックの中から安いところを選ぶというのも一つの手です。

同じようなプランを提供しているクリニックでも費用が異なることは良くあります。

また、複数のクリニックを比較することで費用が安くなるだけでなく、自分に合ったクリニックが分かるようにもなります。

相談しやすい医師なのかをチェックできるのも大きなメリットです。

できるだけ多くのクリニックを比較して、お得かつ満足度の高い矯正をしましょう。

保険適用外でも安く治療するならマウスピース矯正がおすすめ!

マウスピース矯正費用期間治療範囲無料相談
スマイルモア矯正目安総額約17~35万円約3ヶ月〜12ヶ月前歯12本を重点的に治療可能
DPEARL308,000円~2ヶ月~10ヶ月部分矯正、全顎矯正可能
ウィ・スマイル矯正お試し(1回):1,650円
4回:月1,760円~
8回:月3,850円~
12回:月5,830円~
18回:月8,580円~
24回:月11,000円~
難症例:別途
3ヶ月~11ヶ月前歯のみ~奥歯を含む全体の矯正が可能可能
hanaraviBasic:月4,700円~
Medium:月7,100円~
Pro:月9,500円~
軽度なら5ヶ月~7ヶ月
中度以上なら8ヶ月~18ヶ月
部分矯正(前歯上下16本)可能
ピュアリオ歯科ベーシック:月5,000円~
スタンダード:月9,000円~
プロ:月11,500円~
6ヶ月~10ヶ月1本~奥歯を含む全体の矯正が可能可能
キレイライン
初回:22,000円
2回目以降:55,000円
4回コース:176,000円
7回コース:319,000円
10回コース:462,000円
5ヶ月〜1年3ヶ月程度前歯12本を重点的に治療可能

保険適用外でも安く治療するならマウスピース矯正がおすすめです!

マウスピース矯正は費用が安いだけでなく、目立ちづらさにも優れているので、幅広い人におすすめできます。

また、前述したようにクリニックは比較するのが重要なのですが、マウスピース矯正は幅広いクリニック・ブランドから比較できます。

上記に無料相談ができるクリニックをまとめてみましたので、一度チェックしてみてくださいね。

分割払いに対応しているクリニックもあるので、まとまったお金がない方でも始めやすいですよ。

安さを重視しているならスマイルモア矯正

スマイルモア矯正
矯正期間3ヶ月〜12ヶ月
費用約17万円〜35万円
対象範囲部分矯正のみ(前歯上下12本)
通院頻度3ヶ月に1回
提携クリニック数6院

安さを重視している方はスマイルモア矯正をおすすめします!

平均費用が約17万円〜35万円と非常に安いため、保険適用外だったとしても負担に感じることは少ないですよ。

月払いにも対応しているので、貯金がない場合でも問題ありません!

歯列矯正の費用を抑えたいなら候補の一つとなることは間違いありませんね。

通院回数を減らしたいならhanaravi

hanaravi
費用Basic:330,000円
Medium:495,000円
Pro:660,000円
矯正範囲部分矯正(前歯上下16本)
治療期間Basic:5~7か月
Medium:7~10か月
Pro:8~18か月
通院頻度平均1.3回 / 最低1回
提携クリニック数全国に4院(東京、大阪、京都)

通院回数を減らしたいならhanaraviがおすすめです。

平均通院回数は1.3回で、多くの人が1回の通院で矯正が完了できています。

費用も分かりやすくなっており、自分の歯並びに合わせてプランを選ぶだけです。

最低330,000円、月払いなら4,700円からとなっています。

追加料金はなく、全額返金保証にも対応しているのもうれしいポイントですね。

お試しで始めるならウィ・スマイル矯正

ウィ・スマイル矯正
矯正期間3ヶ月~11ヶ月
費用お試し矯正用:月1,760 円~
軽度矯正用:月3,850円~
中度矯正用:月5,8300円~
対象範囲前歯のみ~奥歯を含む全体の矯正が可能
通院頻度2~3ヶ月に1回

お試しでマウスピース矯正を始めたいならウィ・スマイル矯正がおすすめです!

歯列矯正は保険適用外で高額になることが多いので、当然失敗は極力避けるべきです。

ウィ・スマイル矯正なら1,650円で1回お試しができるので、失敗する可能性を大幅に減らすことができますよ。

マウスピース矯正の使用感を試したいなら、ウィ・スマイル矯正を利用してみてください。

歯列矯正の保険適用に関するよくある質問

最後に歯列矯正の保険適用に関するよくある質問に答えていきます。

疑問に思うことがあれば最後まで読んでいたき、解消したうえで歯列矯正をしましょう。

歯列矯正は医療費控除を受けられる?

歯列矯正は医療費控除を受けられる場合があります

たとえ保険適用外でも医療費控除は別で受けられることは少なくありません。

一度医師に相談して、医療費控除の対象になるのか教えてもらいましょう。

生活に支障が出るほど歯並びが悪いと歯列矯正は保険適用になる?

生活に支障が出るほど歯並びが悪いのであれば、保険適用になる可能性も出てきます。

もちろん、本記事で紹介した「歯列矯正で保険適用になる3つの条件」のいずれかに該当している必要はありますが、まずは相談をしてみましょう。

場合によっては厚生労働大臣が定める疾患のいずれかに該当しているかもしれません。

歯列矯正が将来的に保険適用になることはある?

将来的に保険適用になることが分かっているのであれば、今は待ってその時に始めるのも一つの手ですが、現状そのような情報・噂はありません。

歯列矯正の口コミを見ると「もっと早く始めればよかった」と考えている人が多いので、思い立ったらすぐに始めることをおすすめします。

歯列矯正で顎関節症を治す場合は保険適用になる?

顎関節症を治す目的で歯列矯正をする場合では、保険適用とはなりません。

保険適用となるのは「顎変形症」であって「顎関節症」ではないので注意しましょう。

そもそもと歯列矯正と顎関節症は関係が薄く、歯列矯正によって顎関節症が改善されるとは限りません。

歯列矯正のほとんどが審美目的となっているように、歯列矯正をしたからといって疾病を改善する効果は基本的にはないので覚えておきましょう。

まとめ

歯列矯正は保険適用となる場合もありますが、基本的には保険適用外です。

そのため、保険適用によって費用を減らすのではなく、矯正方法を工夫して費用を抑える方が現実的です。

マウスピース矯正であれば費用は比較的抑えられますし、提供しているクリニックも多いので始めやすいですよ。

分割払いにできるクリニックもあるので、自分の予算に合わせて適切に選んでくださいね。

無料カウンセリングに対応しているクリニックで一度相談してみると費用感が分かりますよ。

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スマイルモア矯正
DEPARL(ディパール)
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