歯列矯正の値段は高い？費用相場や分割払い方法・保険適用など幅広く解説！

歯列矯正の費用・値段相場は10万～180万円！

歯列矯正の費用相場は10万～180万円です。

ただし、治療の内容によって費用は大きく変わるので、まずは歯列矯正をするうえで覚えておきたい基本的な知識を紹介していきますね。

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通常は保険適用されないため高額になりやすい

費用相場が10万～180万円と聞いて高額に感じた方も多いかと思います。

歯列矯正が高額である理由は、保険適用がされないためです。

歯列矯正は歯医者さんで治療を行いますが、自由診療となるので保険適用の治療費に比べて高くなっています。

自由診療となる理由は、歯列矯正がほとんどの場合は「審美目的」であるためです。

美容整形や医療脱毛などが保険適用されないのと同じ理由ですね。

見た目をきれいにするための歯列矯正は保険適用ではないと覚えておきましょう。

一部疾患の治療のためであれば保険適用になる

別の言い方をすれば「審美目的」ではない、一部疾患を治療するための歯列矯正は保険適用となります。

具体的には以下の3つのケースで保険適用となります。

• 厚生労働大臣が定める疾患
• 萌出不全が3歯以上
• 顎変形症の手術前後

厚生労働大臣が定める疾患とは、主に「唇顎口蓋裂」や「ダウン症候群」などです。

萌出不全が3歯以上というのは、簡単に言えば3歯以上永久歯が生えてこず、かみ合わせが悪くなっている状態です。

顎変形症の手術をする際の歯列矯正でも保険適用が可能です。

基本的にほとんどの人が保険適用となることはありませんが「保険適用に該当するかも？」と感じた場合は一度医師に相談してみましょう。

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費用は歯列矯正の内容によって変化する

費用相場が10万～180万円と大きく開いているのは、歯列矯正の内容によって大きく異なるためです。

詳しくは後述の「歯列矯正の費用・値段を種類ごとに解説！」で解説しますが、歯列矯正にはワイヤー矯正やマウスピース矯正などの種類があり、さらに部分矯正や全体矯正によっても費用が異なります。

自分の行いたい矯正方法を決めたうえで値段をチェックしましょう。

歯列矯正費用・値段の主な内訳

歯列矯正費用の主な内訳は上記の通りです。

クリニックを比較する際に、それぞれの費用の内訳を理解していないと損をすることがあります。

それぞれ簡単に紹介していきますね。

カウンセリング・診察・診断費用

カウンセリング・診察・診断費用はその名の通り、カウンセリングや診察をする際に発生する費用です。

カウンセリング費用は多くのクリニックは無料としていますが、有料としているところも少なくはありません。

気軽に相談をしたい場合は、カウンセリングが無料のクリニックを選ぶと良いですよ。

費用は3,000円～5万円ほどです。

矯正装置費用

矯正装置費用とは、ワイヤーやマウスピースなど歯を動かすための装置にかかる費用のことです。

歯列矯正費用の大部分がここに集約されています。

中には矯正装置費用のみに費用が発生し、ほかは無料としているクリニックもあります。

費用は矯正の内容によって大きく異なり、10万～180万円ほどとなっています。

通院・調節費用

通院・調節費用は歯列矯正をして、その後の経過観察をするため通院をした際に発生します。

ワイヤー矯正であればワイヤーの調整・交換をしたり、マウスピース矯正であれば割れがないか、しっかりと装着ができているかなどを確認します。

一般的には1回の通院ごとに3,000円～1万円ほどの費用が掛かります。

保定装置費用

保定装置費用とは、矯正完了後に後戻りが起きないようにするための装置にかかる費用です。

いわゆるリテーナーと呼ばれるもので、歯を固定します。

矯正完了後も一定期間装着をする必要があるので覚えておきましょう。

費用はおおよそ5万円程度であることが多いですが、矯正装置費用の一部に組み込まれている場合も少なくありません。

保定観察・管理費用

リテーナー装着後は保定観察・管理費用が発生します。

後戻りが起きていないか、リテーナーに問題はないかなどを確認してもらえます。

都度払いとしている場合はここまで費用が発生するので注意しましょう。

通院・調節費用と同じく、通うごとに回3,000円～1万円ほどの費用となります。

歯列矯正の費用・値段を種類ごとに解説！

種類	全体矯正費用	部分矯正費用	治療期間	目立たなさ	通院頻度
表側のワイヤー矯正	70万円～120万円	10万円～70万円	2年～3年		1ヶ月に1回
裏側のワイヤー矯正	100万円～180万円	50万円～150万円	2年～3年		1ヶ月に1回
ハーフリンガル矯正	70万円～130万円	30万円～100万円	2年～3年		1ヶ月に1回
マウスピース矯正	50万円～100万円	10万円～50万円	1年～2年		2ヶ月に1回

ここからは歯列矯正の費用・値段を種類ごとに見ていきましょう。

なお費用は矯正装置費用や保定装置費用、通院費用などを含む総費用となっています。延長しない限りは上記の料金になると考えておきましょう。

それぞれの特徴も解説しているので、自分に合った矯正方法を見つけてください。

表側のワイヤー矯正は70万円～120万円

表側のワイヤー矯正は、歯の表側、つまり対面の人から見える側にワイヤーを装着して矯正を行います。

費用は全体矯正で70万円～120万円、部分矯正なら10万円～70万円ほどです。

ほかの矯正方法も同じですが、歯の動かす距離が大きい、つまり歯並びが悪いほどに費用は高くなります。

表側にワイヤーを装着するので、目立ちやすいのがデメリットですが、最もポピュラーな矯正方法で、幅広い症例に対応できるのがメリットです。

マウスピース矯正ほどではありませんが費用も比較的抑えられます。

見た目を気にしないのであれば候補の一つとなるでしょう。

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裏側のワイヤー矯正は100万円～180万円

裏側のワイヤー矯正は、表側矯正の反対で歯の内側、つまり対面の人からは見えないようにワイヤーを装着します。

費用は全体矯正で100万円～180万円、部分矯正で50万円～150万円です。

費用が高い分、全く目立たないのが大きな特徴です。見た目から歯列矯正をしていることに気づかれることはないでしょう。

ただし慣れるまでは活舌が悪くなるので、矯正をしていることはバレることもあります。

見た目の良さを重視したい場合は裏側のワイヤー矯正を利用しましょう。

ハーフリンガル矯正は70万円～130万円

ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正となります。

全体矯正費用は70万円～130万円、部分矯正費用は30万円～100万円と、おおむね表側矯正と裏側矯正の中間に位置しています。

双方の特徴を持っており、上の歯が裏側矯正な分目立ちづらいですし、費用を比較的抑えることも可能です。

ただし、目立ちづらいとはいえ、下の歯は表側なので基本的に矯正をしていることは相手には分かります。

「できるだけ目立ちたくないけど裏側矯正の費用は苦しい」という場合はハーフリンガル矯正を検討してみましょう。

マウスピース矯正は50万円～100万円

マウスピース矯正はその名の通りマウスピースを装着して矯正をする方法です。

全体矯正費用は50万円～100万円、部分矯正費用は10万円～50万円と、比較的安いのが大きな魅力です。

また、マウスピースは透明なので目立ちづらいのも魅力のひとつとなっています。

デメリットは管理が大変な点が挙げられます。

ワイヤー矯正と違って、自分で取り外しができてしまうので、意志が弱いと装着時間が守れずに矯正が進みません。

そのため、意志が強くて費用を抑えつつ目立ちづらい矯正を希望している人におすすめです。

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歯列矯正費用の支払い方法は主に3種類

歯列矯正費用の支払い方法は主に上記の3種類です。

支払い方法ごとの特性を理解していないと、クリニックごとに正しく比較ができません。

それぞれ詳しく解説していきますね。

1.【一括払い】最初に一括ですべての料金を支払う

一括払いは最初にすべての料金を支払う方法です。

診察・診断費用や矯正装置費用、保定装置費用など、今後歯列矯正にかかわるすべての費用を最初に支払うので、そのあとは延長などをしない限りは費用は発生しません。

最初に総費用を提示してもらえるので、比較をする際も単純で安心です。

ただし、最初にすべての料金を支払わなければいけないので、初期費用が高く負担が大きいです。

初期費用が大きくても問題ないのであれば一括払いで支払いましょう。

2.【分割払い】デンタルローンで分割・月々にして支払う

分割払いは、デンタルローンで費用を分割し、毎月支払いを進めていく方法です。

初期費用を抑えられるのが大きな魅力です。

また、診察・診断費用や矯正装置費用、保定装置費用などがすべて含まれた総費用を分割して支払うことになるので、比較はしやすいです。

ただし、基本的には毎月の支払額ではなく総費用を比較しましょう。

初期費用を抑えたい方は分割払いを検討してみてください。

なお、分割払いはローンということもあり、利息が発生して一括払いに比べると総費用は高くなるので注意しましょう。

3.【都度払い】治療を行うたびに支払う

都度払いは治療に関連することを行うたびに支払う方法です。

最初に診察・診断費用を支払い、その後の矯正装置を装着する際に矯正装置費用を支払い、通院するごとに通院費用を支払うなど、毎回クリニックへ行くたびに費用を支払います。

矯正が早く終わればその分支払う額は少なくなりますし、矯正が順調に進んで通院頻度が少なくなる場合も費用が少なくなるなど、スムーズに進めば費用を安く抑えられる傾向にあります。

また、矯正装置費用が非常に高いものの、ある程度費用を分散できるので、負担が少ないのも魅力のひとつです。

要所要所で必要な支払いをするため、分割払いと違い利息が発生することもありませんよ。

ただし、今後どれくらいの費用が発生するのかが分かりづらく、比較をするのが難しくなる点に注意しなければいけません。

歯列矯正は比較的安いマウスピース矯正がおすすめ！

マウスピース矯正	費用	期間	通院頻度	無料相談
スマイルモア矯正	目安総額約17~35万円	約3ヶ月〜12ヶ月	3ヶ月に1回	可能
DPEARL	308,000円～	2ヶ月～10ヶ月	1ヶ月に1回程度	可能
ウィ・スマイル矯正	お試し（1回）：1,650円 4回：月1,760円～ 8回：月3,850円～ 12回：月5,830円～ 18回：月8,580円～ 24回：月11,000円～ 難症例：別途	3ヶ月～11ヶ月	2ヶ月～3ヶ月に1回	可能
hanaravi	Basic：月4,700円～ Medium：月7,100円～ Pro：月9,500円～	軽度なら5ヶ月～7ヶ月 中度以上なら8ヶ月～18ヶ月	平均1.3回	可能
ピュアリオ歯科	ベーシック：月5,000円～ スタンダード：月9,000円～ プロ：月11,500円～	6ヶ月～10ヶ月	2ヶ月に1回	可能
キレイライン矯正	初回：22,000円 2回目以降：55,000円 4回コース：176,000円 7回コース：319,000円 10回コース：462,000円	5ヶ月〜1年3ヶ月程度	コースは3ヶ月に2回 都度払いは45日に2回	可能

歯列矯正は比較的安くて目立ちづらいマウスピース矯正がおすすめです！

上記におすすめのマウスピース矯正ブランドをまとめましたので、ぜひ参考にしていただき自分にあったクリニックを見つけてください。

表にも記載している通り、どのクリニックも無料相談ができますよ。

月払い（ローン）に対応しているクリニックも多いので、初期費用を抑えたい方でも問題ありません。

それぞれのクリニックをチェックして、自分に合った矯正をしてくださいね。

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料金が安くておすすめなのはスマイルモア矯正

安さを重視している方はスマイルモア矯正がおすすめです！

平均費用は約17万円〜35万円で、非常に安く矯正ができるのが大きな魅力です。

部分矯正のみの対応ですが、軽度のすきっ歯や、歯並びの悪さを改善するには非常に重宝しますよ。

通院頻度が3ヶ月に1回と少ないのもうれしいポイントですね。

通院頻度の負担が少ないのはhanaravi

通院回数を極力減らしたいならhanaraviがおすすめです！

hanaraviの通院回数は平均1.3回、多くの人が1回で済んでいます。

通院が少なくても、代わりにスマホで経過観察をしてもらえるので、矯正期間中の不安も解消できますよ。

LINEでいつでも相談ができるのも魅力の一つです。

お試ししやすいのはウィ・スマイル矯正

マウスピース矯正をお試ししてみたいならウィ・スマイル矯正がおすすめです！

1回お試しプランを1,650円で利用できるのが大きな魅力となっています。。

マウスピース矯正は今後ずっと装着をすることになるため、使用感が自分に合っているかをチェックするのは非常に重要です。

ウィ・スマイル矯正なら低料金でお試しができるので安心してマウスピース矯正を始められますよ。

歯列矯正の費用・値段に関するよくある質問

歯列矯正の費用・値段に関するよくある質問に答えていきます。

最後までチェックしていただき、疑問を解消したうえで矯正を始めてくださいね。

歯列矯正の費用は大人よりも子供のほうが安い？

歯列矯正の費用は大人よりも子供のほうが安い傾向にあります。

ただし、これは乳歯と永久歯の両方が生えている12歳までの1期治療と比べた場合です。

12歳以降は大人を含めてすべて2期治療となります。2期治療とは先ほども紹介したワイヤー矯正やマウスピース矯正のことです。

つまり、12歳以降の子供と比べた場合は、大人と子供は同じ料金です。

歯列矯正の平均費用はどれくらい？

歯列矯正の平均費用は、全体矯正なら100万円、部分矯正なら50万円程度です。

ただし、歯の状態や受ける矯正の種類によって大きく変わります。

歯並びが悪ければ悪いほど費用は高くなると考えましょう。

詳しく費用を知りたい場合は、カウンセリングを受けることが大事です。

歯列矯正の費用は医療費控除を受けられる？

歯列矯正の費用は医療費控除を受けられる場合があります。

ただし保険適用と同じように、審美目的の場合は不可能です。

とはいえ「保険適用ができないからといって医療費控除が受けられない」というわけではないので、医療費控除を受けたい場合も医師に相談することが大事です。

まとめ

歯列矯正の費用は、矯正の内容によって大きく異なります。

マウスピース矯正なら比較的費用が抑えられ、全体矯正で50万円～100万円、部分矯正なら10万円～50万円程度で受けられますよ。

一度無料相談ができるクリニックのカウンセリングを受けて、どれくらいの費用になるのか確認してみましょう。