クールスカルプティングの後遺症・副作用は？口コミや対処法も解説

クールスカルプティングとは？特徴を簡単に解説！

クールスカルプティングは、脂肪を冷却し、脂肪細胞自体を減少させることで痩身効果を得る「ボディ・コントゥアリング治療」です。

外側から冷却するだけなので、メスや針を使わずに治療でき、ダウンタイムもほとんどありません。

外側から冷却できる皮下脂肪のみ対応可能で、内臓脂肪には効果はありません。逆に言えば、クールスカルプティングの機器を装着できれば、どこでも施術可能ですので、通常のダイエットでは難しい部分痩せも可能になります。

食事制限や運動の必要はなく、また、脂肪細胞自体を減少させるのでリバウンドもしにくくなります。

また、厚生労働省やアメリカ食品医薬品局（FDA）の承認を受けた、安全性も高い治療方法として知られています。

クールスカルプティングで考えられる後遺症・副作用

クールスカルプティングは、安全性の高い医療ダイエットではありますが、医療行為であるが故にまったく後遺症や副作用がないとは言い切れません。

後遺症はほとんどないとはいえ、本当に大丈夫なのか？と不安な思いもあるでしょう。

ここでは、クールスカルプティングで考えられる後遺症や副作用にはどんなものがあるのか、詳しく解説していきます。

深部静脈血栓症（エコノミークラス症候群）

後遺症として可能性があるものの一つは、震災などで広く知られるようになった深部静脈血栓症（エコノミークラス症候群）です。

寝たきりなどで長時間動かない状態でいること、水分などが十分とれないことが原因で、太ももやふくらはぎなどに血栓ができる疾患です。

クールスカルプティングの施術時間は30分～1時間前後なので、発症リスクは高くありませんが、膝裏の施術はリスクが高くなるためできません。

逆に脂肪が増えてしまう「逆説的過形成」

逆説的過形成とは、クールスカルプティングの施術後、施術箇所の皮下脂肪が部分的に増加するというかなり珍しい症例です。

発症確率は0.033％と極めて低く、発症事例もアメリカでの2件のみとなっています。

逆説的過形成の原因は、今もはっきり解明されておらず、発症した場合、脂肪吸引などの外科手術による除去でしか対応できません。

クールスカルプティングの後遺症の中で、自然治癒しない重大なものとして挙げられるため、施術前には必ず医師に説明を受け、納得の上で治療を進めるようにしましょう。
参考出典アラガン・ジャパン株式会社

圧痛のある赤いふくらみができる「脂肪組織炎」

クールスカルプティングの影響で皮下脂肪の深い部分に炎症が起こる疾患です。

見た目はあざのようになり、押さえると痛みがあります。

発症確率は0.002％とされています。
参考出典アラガン・ジャパン株式会社

血圧が低下する「血管迷走神経反射」

長時間立ったまま・座ったままの状態や強い痛み・ストレス、疲れなどがきっかけとなり、心拍の減少や血圧の低下を引き起こすことで、めまいや冷や汗などの症状が現れるのが、迷走神経反射です。

クールスカルプティングの施術の際、初めての施術への緊張、吸引の痛み、冷感に驚いたりすることで症状がでることがあります。

寝ている状態であれば発症するリスクは低いとされていますが、クールスカルプティングの施術はリラックスした状態で受けることが肝心です。

不安なこと、疑問点があれば、医師や看護師に事前に質問して解消しておくようにしましょう。

発症確率は0.003％とされています。
参考出典アラガン・ジャパン株式会社

施術部位が硬くなる「皮下硬結」

クールスカルプティングで吸引した部分が充血、炎症などで硬くなるのが皮下硬結です。

いわゆる「しこり」と言われるもので、予防接種などで筋肉注射をしたときにできるしこりも、この皮下硬結になります。

通常は、そこまで心配する症状ではありませんが、硬結部分は血流が悪くなることもあります。

施術後にしこりがある場合、しばらく様子を見てもなくなる様子がない場合は、必ず医師に相談しましょう。

発症確率は0.003％とされています。
参考出典アラガン・ジャパン株式会社

吸引部分の「色素沈着」

通常であれば、施術後に赤くなったりしても時間とともに軽快していきますが、まれに施術部分に色素沈着を起こすことがあります。

アプリケーターの吸引による刺激、摩擦、炎症によって、吸引部分にメラニンが過剰に産生されたり、皮膚組織に沈着することで発症します。

皮膚のターンオーバーにより、徐々に薄くなるとされていますが、人によっては長い間消えないこともあります。

気になる場合は、クールスカルプティングを施術したクリニックの医師に相談するか、皮膚科を受診しましょう。

発症確率（重度の色素沈着）は0.009％とされています。
参考出典アラガン・ジャパン株式会社

皮下組織が凍結する「凍傷」

脂肪細胞は4℃で凍結しますが、0℃になると周りの組織も凍結し始めます。

アプリケーターで吸引された部分が4℃以下になり、そのまま長時間施術が続けられると、吸引部分が凍傷になる恐れがあります。

クールスカルプティングのアプリケータには、温度センサーが内蔵されており、温度が下がりすぎると自動で停止するようになっていますし、凍傷防止用のゲルシートも貼りますが、可能性はゼロではありません。

凍傷は、受傷後、数日してから症状が悪化することもあります。

赤みが引かない、じんじんするといった症状が続く場合は、一度医師に相談しましょう。

発症確率は0.006％とされています。
参考出典アラガン・ジャパン株式会社

施術部位の発赤、かゆみ、内出血なども起こる

クールスカルプティングの軽度の後遺症・副作用に、施術部位の発赤、かゆみ、内出血、ひりひり感やちくちく感、あご下の施術後では、喉の奥が詰まったような感覚があります。

これらの症状は一過性で、施術後しばらくしてから、または、1週間以内に消失しますので、過度な心配は必要ありません。

しかし、痛みが引かないなど症状の経過が気になる場合は、自己判断せずに医師に相談し指示を仰ぎましょう。

皮膚が弱い人は症状が出やすい

皮膚の弱い人は、施術部位の発赤やしびれなどの症状が出やすいとされています。

吸引による刺激やマッサージの摩擦、冷却の刺激によるものですので、数日で症状は軽快します。

もし、かぶれなどが心配であれば、カウンセリング等で相談し、不安を解消しておきましょう。

クールスカルプティングで後遺症や副作用が現れた人の口コミを紹介

クールスカルプティングの後遺症や副作用を紹介しましたが、実際に重度の後遺症や副作用が出たという人はそこまで多くありません。

しかし、後遺症や副作用が出た場合、どうなるのか気になりますよね。

そこで、実際に後遺症や副作用を経験した人の口コミをご紹介します。

違和感や痛みはあるものの軽めで済んだ

クールスカルプティング施術して2日目。触ってもそこまで強い違和感はないけどかるーく痛みは感じるおそらくこのまま放置で効果出るまで3ヶ月ほど待ち。

— AGA始めました(23年3月6日) (@aga_syonan) April 19, 2023

こちらの方は、クールスカルプティングの施術後、軽い痛みを感じる程度で済んだということです。

違和感も強くなく、効果が出るまで様子見できる程度で済んだ様子ですね。

1週間ほどで痛みはほぼなくなった

クールスカルプティングを湘南美容外科で受けて約1週間🌱

施術箇所の痛みはほぼ無くなりました。触ったら右だけ少し痛みが残ってるかな？という感じ。看護師さんいわく左右差があるのは普通らしい。
効果の実感はまだ無いですが日々の生活に気を付けつつ様子みたいと思います👀#クルスカ#脂肪冷却 https://t.co/FadfAAlKZX

— uco@投資OL🌼FIが目標 (@uco10119080) May 1, 2023

施術後の痛み自体は1週間ほどでなくなったというこちらの方は、右側だけに若干痛みが残っているとのことです。

左右差があると大丈夫なのか不安になりがちですが、問題ないとのことですので安心して経過観察できますね。

マッサージ後は痛みを感じることもある

マッサージの最中くすぐったくて無理だと思ったけどあったかいタオルで拭いたら血流戻ってきて痛い！！

— はちこ＊ (@hachiorigami) April 30, 2023

こちらの方は、冷却場所を温めた後に痛みを感じた様子です。

皮膚が冷やされ血管が収縮していたところに、温められたことによって血流がよくなることで痛みを感じるのはよくあることです。

正座のしびれのような感じが近いでしょうか。

しもやけを温めるとかゆくなるのも同じような原理ですね。

施術後、色素沈着してしまうこともある

これから
クールスカルプティングしようか
考えてる方へ

私は色素沈着できて
しまいました。
内太ももはクルスカやっても
さほど効果なし

ちなみに外腿もやって
色素沈着してます。

それなら確実に変わる
脂肪吸引で２ヵ所穴開けた
方がよかったかな？と思いました pic.twitter.com/l1Dv7oLdMJ

— ねこちゃんず (@Y2ZuqIe1lBIia1b) January 9, 2021

この方は、施術後に色素沈着してしまったとのことです。

写真を見る限り重度の色素沈着ではないように見えますが、確かに太もも部分に黒ずみがあります。

せっかく施術しても色素沈着してしまうと気分も落ち込んでしまいますよね。

この程度の色素沈着であれば、時間経過とともに薄くなる可能性もあります。

もし、色素沈着してしまっても、諦めずにクリニックに相談して対応してもらいましょう。

かなりの痛みを感じる人もいる

クールスカルプティングのダウンタイム地味に辛い😢吸引された部分腫れてて硬い😂(例えるなら妊婦さん)そして地味に痛いし施術部位触流と感覚が麻痺してて違和感我ある😂痛くてマッサージできないよ〜〜🥲

— ただの自己満。 (@yasetai_920) February 20, 2023

この方は、かなり痛みを感じた上に、施術部位の腫れ、硬結、感覚が麻痺しているという後遺症に苦しむことになってしまった様子です。

前述した後遺症にも、皮下硬結や感覚異常などがありましたが、発症確率がいくら低くとも、発症するときはするということが実感できる口コミです。

クールスカルプティングで後遺症や副作用が現れた人の口コミまとめ

口コミを見る限り、前述した中の重篤な後遺症や副作用が出たという人はいませんでしたが、紹介した口コミ以外でも、痛み、違和感、しこりなどの症状があったという人は散見されました。

今回、紹介した口コミの中では、皮下硬結がもっとも重症とも言える症状ですが、通常の皮下硬結であれば時間とともに治癒していくものですので、そこまで深刻に捉える必要はないでしょう。

しかし、「医療ダイエット」である以上、後遺症や副作用は全くないとはいえないということは心に留めておく必要がありますね。

クールスカルプティングの後遺症を防ぐための対処法5つ

クールスカルプティングの後遺症・副作用が現れる可能性は低いとは言っても、やはり不安はありますよね。

事前に対策することで、少しでも不安が取り除けたり後遺症が予防できるなら、それに越したことはありません。

ここでは、クールスカルプティングを受けるにあたって、後遺症を防ぐために気を付けておきたいことを5つご紹介します。

施術を受ける際の参考にしてみてください。

1．カウンセリングで後遺症のリスクについてしっかり確認する

クールスカルプティングを受ける前に、カウンセリングを行っているクリニックが多いですが、そのタイミングで後遺症や副作用のリスクについての説明もされるでしょう。

その際に、後遺症のリスクについて疑問や不安が残らないよう、納得できるまで質問しておくことが大切です。

この記事で触れているような後遺症・副作用についての質問をまとめてメモしておくのもいいでしょう。

また、後遺症や副作用が現れた場合のクリニック側の対応はどうなるのかも、併せて確認しておくと安心です。

2．クールスカルプティングの禁忌に該当しないか事前にチェックする

クリオグロブリン血症、寒冷凝集素症、発作性寒冷血色素尿症の疾患を持つ場合、施術を受けることで貧血や感覚異常、チアノーゼ等の症状が現れる恐れがあります。

クールスカルプティングは、2カ月の間隔を開けていても同一部位への施術は2回までが上限となっており、2回以上の施術に対する安全性は確認されていないため、基本的には施術は行えません。

同様に、BMIが30以上の人、妊娠中、授乳中、小児に対する施術は安全性が確立されていないため、基本的に施術はできないとしています。

また、施術自体はできるものの、慎重な判断が必要となる疾患にも注意が必要です。

炎症を起こしたり症状を悪化させる可能性があるため、施術を受ける前に必ずクリニックに自己申告して、医師の判断を仰ぎましょう。

3．施術後には発赤、痛みが起こる場合もあると理解しておく

すでにお伝えしていますが、クールスカルプティングの施術後には施術部位の発赤や痛みが起こる場合もあります。

それは、必ずしも重い後遺症というわけではなく、施術後の反応としてごく一般的なものもあります。

ある程度の発赤や痛みはあるものと心構えをしておくことで必要以上に不安にならずに済み、迷走神経反射などのリスクを減らすことができます。

4．後遺症に対応できる安全性の高いクリニックを選ぶ

	クリニック	美容サロン
医師免許	あり （医師、看護師など）	なし （エステティシャンなど）
費用感	3万円～6万円	5,000円～3万円
機器	クールスカルプティング （厚生労働省承認機器）	クラツーアルファ 3Dサラウンドクライオ CRY-O  など

クールスカルプティングを使用した医療ダイエットは、主にクリニックで提供されていますが、クールスカルプティングとは違った「脂肪冷却」を謳ったダイエットメニューを提供している美容サロンもあります。

美容サロンの脂肪冷却は安価ですが、厚生労働省の承認がない機器であったり、後遺症が現れたときに医療従事者の対応ができないことから、安全面での不安が残ります。

もしも、不測の事態が起こったときに、医師・看護師にしっかり対応してもらえるクリニックのクールスカルプティングを選ぶようにしましょう。

5．後遺症・副作用が重い場合や回復しない場合はすぐに医師に相談する

クールスカルプティングの後遺症の症状が現れた場合や、なかなか症状が治まらない場合は、迷わずクリニックに連絡し、医師の指示を仰ぎましょう。

自己判断で放置すると、症状が悪化して取り返しのつかないことになりかねません。

重篤でなくとも、症状に関して心配なことがあれば、不安なまま過ごさずにまずは医師に相談しましょう。

クールスカルプティングができるクリニックをご紹介！

クリニック名	湘南美容クリニック	DSクリニック	DIO　CLINIC
料金プラン（税込）	広範囲（2エリア）；59,600円 1エリア：29,800円	1パーツ：53,900円	24,800円/月～
割引	モニター価格（随時）：各院にて実施	高周波治療を最大2回分無料 10万円施術プレゼント 脂肪買取（痩せたら1kg＝1万円） 全額返金保証	モニター価格（随時）：4,900円/月～ ※クリニック指定の信販会社利用での分割の場合
その他料金	初診料、再診料、カウンセリング料：無料 キャンセル料：3,000円	初診・測定代：1回3,300円 再診：2,200円	—
クリニックの数	国内外140院以上	1院（渋谷）	22院
公式サイト	公式サイトで見る	公式サイトで見る	公式サイトで見る

クールスカルプティングや脂肪冷却ができるクリニックは増え、施術内容だけではなく通いやすさや雰囲気などを重視して選ぶこともできるほどになっています。

DSクリニックはモニター価格が安価で、お試しがしてみたいという方にはぴったりです。

湘南美容クリニックは、全国に医院があるので通いやすく、また、トラブルがあった場合にもすぐに相談できるのが大きなメリットです。

各クリニックを比較して、クールスカルプティングを検討する際の参考にしてくださいね。

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クールスカルプティングの後遺症についてよくある質問を紹介

クールスカルプティングの後遺症について、いろいろと紹介・解説してきましたが、実際に後遺症についてよくある質問をいくつかご紹介します。

多くの人が疑問に思うことですので、きっと参考になりますよ。

クールスカルプティングで後遺症が起きる確率は？

後遺症の発症確率は前述した中で触れていますが、それぞれの発症確率を見ても、1万人に3人から100万人に1人程度の確率となっています。

参考出典アラガン・ジャパン株式会社

後遺症が不安だけどクールスカルプティングの安全性は？

クールスカルプティングは、厚生労働省が承認した安全性の高い医療ダイエット機器です。

また、機器自体も安全性を高めるため、温度センサーの搭載などがされています。

後遺症の発症件数も抑えられている点からも、安全性に関しては問題ないと考えていいでしょう。

クールスカルプティングの後遺症と思われる痛みはいつまで続く？

クールスカルプティングの施術後、数日～1週間程度で後遺症と思われる痛みは消失していきます。

長くても2～3週間で消失していくとのことですので、過度な心配はいりません。

それ以上の期間、痛みが続く場合や痛みが強く日常生活に支障がある場合は、一度クリニックに連絡し状態を確認してもらいましょう。

クールスカルプティング施術後の入浴や運動で後遺症が現れることはある？

クールスカルプティングはダウンタイムのない治療なので、施術後の入浴や運動も制限はなく、普段通りの生活をしても大丈夫です。

ただ、入浴や運動で血行がよくなり、施術部分のかゆみ、痛み、ひりひり感などがぶり返すことがあります。

皮膚が弱い方は特にぶり返しやすいので、施術を受ける際は、そのことも念頭に置いて判断しましょう。

まとめ

クールスカルプティングの後遺症・副作用や対処法についてご紹介しました。

後遺症や副作用について、あらかじめどんな症状なのかわかっていれば、もしもの時も素早く対処できますし、不安も少なくなるかと思います。

クールスカルプティングの施術を検討されている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。