きつい運動や食事制限なしでも痩せられると人気の医療ダイエットですが、ネットでは「痩せない」「効果がない」という声も。
この記事では医療ダイエットが失敗する理由と、効果を出すための方法について詳しく解説していきます。
医療ダイエットをするときにおすすめのクリニックも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
医療ダイエットの種類と特徴をおさらい!
医療ダイエットの種類 | 治療内容 | 即効性 | 副作用 |
---|---|---|---|
内服薬 | GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害薬 漢方薬 サプリメント | ||
注射 | 脂肪溶解注射 GLP-1注射 | ||
マシン | クールスカルプティング 医療ハイフ EMS | ||
手術 | 脂肪吸引 |
まずは医療ダイエットの種類と特徴についておさらいしていきましょう。
医療ダイエットと一口に言っても、方法やその効果はさまざまです。
実際に体にメスを入れたり、カニューレと呼ばれる細い管を入れたりして物理的に脂肪を取る脂肪吸引は、即効性はありますがダウンタイムがきつい、失敗するリスクがあるなど副作用も大きいのがデメリットです。
対して内服薬や注射を用いた医療ダイエットでは、薬に慣れるまでの間、吐き気や胃もたれがあるなど副作用の可能性はあるものの、ダウンタイムはほぼなく気軽に取り入れられるのがメリットと言えるでしょう。
ただし即効性はないため、効果が現れるまで少なくとも1~3か月は継続する必要があります。
医療ダイエットで痩せない理由を5つ解説!
メリットも多い医療ダイエットですが、医療ダイエットしたのに痩せない、という声もあります。
ここからは医療ダイエットで痩せない人の理由を5つ、解説していきます。
1.医療ダイエットをしているからと食べ過ぎている
医療ダイエットを始めたからといって、気を緩めて食事の量が増えてしまっているケースは少なくありません。
特に内服や注射を用いた医療ダイエット法の場合は「食欲が抑えられる」「脂肪の燃焼を促進する」など、ダイエットをサポートするのが主な役割です。
「どれだけ食べても太らない」という薬ではないため、いつも以上に食べていては体重は落ちなくなってしまいます。
食べ過ぎを防ぎ、適度な食事量を心がけるようにしましょう。
2.運動を一切していない
医療ダイエットをしていたとしても、適度な運動は欠かせません。
運動が苦手でも無理なく続けられるのが医療ダイエットのメリットですが、だからと言って全く運動をしないでいると消費カロリーが増えず、体重の減少も緩やかになってしまいます。
医療ダイエットの効果をより高めるためには、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動でも良いので、普段の生活に取り入れることが大切です。
3.偏った食生活で栄養バランスが悪い
- パン
- ごはん
- パスタ
- うどん
- イモ類
※ただしGLP-1や糖質吸収抑制剤などインスリンや糖質をコントロールする作用がある薬を服用している場合は、過度な糖質制限は副作用の危険があります。
医療ダイエットをして食欲が抑えられても、食事の栄養バランスが悪いとダイエットの効果も落ちてしまいます。
特にパンやご飯などの糖質に偏った食事は脂肪に変わりやすいため、ダイエット中には避けた方が良いでしょう。
またカロリーだけを気にして野菜やたんぱく質が不足してしまうと、栄養バランスが崩れて身体の代謝が下がってしまいます。
ビタミンやミネラルも不足すると、疲れやすくなったり肌の調子が悪くなったりするだけではなく、便秘しやすくなるなどの影響も。
栄養バランスを考えた食事を心がけるようにしましょう。
4.自分に合った医療ダイエット方法ではない
- 部分痩せしたいのか、体重を落としたいの
- すぐに効果を実感したいか、継続して徐々にダイエットしたいか
- 副作用やダウンタイムはどこまで許容できるか
前述の通り医療ダイエットにはさまざまな種類がありますが、自分に合った医療ダイエット法ではない場合にも効果を感じにくくなってしまいます。
部分痩せしたいのか、体重を落としたいのかなどそもそものダイエットの目的が異なった方法をとっていないか見直してみましょう。
即効性や副作用の強さも医療ダイエットの種類によって異なります。
副作用やダウンタイムが心配なら内服薬や注射を、時間がなくすぐにでも痩せたい人は脂肪吸引を検討するなど、自分の目標やライフスタイルに合った方法を選択することが大切です。
5.引き締まった体型になるわけではない
医療ダイエットで体重が減っても、筋肉がつくわけではないため引き締まって健康的な体型になるわけではありません。
脂肪の量は減ったけど、なんとなくたるみが残っているように感じる場合は筋肉がついていないことが原因です。
引き締まった理想的な体型を目指すには、適切な運動も必要です。
筋肉量が増えると代謝も上がりリバウンドもしにくくなるため、適度な運動を取り入れることをおすすめします。
医療ダイエットで失敗しないための3つの方法
医療ダイエットで効果が出ない、失敗してしまう理由について解説してきました。
ではどうすれば失敗しないのか、効果的な方法について3つ紹介していきます。
1.食事の量やバランスを見直す
医療ダイエットで失敗しないためには、まず食事の量や栄養バランスを見直すことが大切です。
医療ダイエットをしているからと言って、どれだけ食べても太らないということはありません。
あくまでも摂取カロリーが消費カロリーを下回った時に体重が落ちるという原則は変わらないため、過度な量の食事は控えましょう。
また食事量を抑えても糖質や脂質に偏った食事ばかりでは思ったように体重は落ちないものです。
バランスの取れた食事を意識して摂るようにしましょう。
2.適度な運動を取り入れる
- ウォーキング、ジョギング
- 水泳、水中ウォーキング
- ヨガ
- エア縄跳び
- 踏み台昇降
医療ダイエット中は、適度な運動を取り入れることでより効果を実感しやすくなります。
特に有酸素運動は、消費カロリーを増やし脂肪を燃焼させる効果もあるためより効果的ですよ。
それまで運動習慣がなかった方はウォーキングや軽いジョギング、ヨガなど取り入れやすいものから始めてみるのがおすすめです。
運動を習慣化するためには、無理なくライフスタイルに合わせた運動を取り入れるようにしましょう。
3.医療ダイエットの種類を理解して自分に合った方法を取り入れる
医療ダイエットには様々な種類があり、それぞれ特徴や効果が違うため自分に合った方法を選ぶことが大切です。
お腹や二の腕など、希望の部位を部分痩せしたいならマシンを使った医療ダイエット、体重を落としたいなら内服薬や注射が良いでしょう。
また、クリニックの場所や受診方法も重要です。通院の場合は継続して定期的に受診する必要があるため、自宅から通いやすい立地の方が継続しやすく負担も少なく済みます。
自宅から通いやすい範囲にクリニックがないのであれば、オンラインで受診できる内服薬や注射を検討してみるのもいいでしょう。
どのダイエット法が自分に合うのか分からない場合は、クリニックのカウンセリングを受けて相談してみるのがおすすめです。
医療ダイエットでおすすめのクリニック4選を徹底比較!
クリニック名 | クリニックフォア | 湘南美容クリニック | DMMオンラインクリニック | WITH BEAUTY CLINIC |
---|---|---|---|---|
治療内容 | ・GLP-1(内服/注射) ・SGLT2阻害薬 ・糖質吸収抑制剤 ・漢方 | ・GLP-1(内服/注射) ・クールスカルプティング ・脂肪溶解HIFU ・ダイエット注射 ・脂肪溶解注射 ・脂肪吸引 ・糖質吸収抑制剤 | ・GLP-1(内服) ・SGLT2阻害薬 ・サプリメント ・漢方 | ・GLP-1(内服/注射) ・脂肪溶解注射 ・糖質吸収抑制剤 ・脂質吸収抑制剤 ・ダイエット点滴 |
料金プラン(税込) | GLP-1内服薬:9,350円~ GLP-1注射薬:29,700円~ 脂肪燃焼漢方プラン:5,591円~ | クールスカルプティング:29,800円~ GLP-1注射薬(サクセンダ):24,800円 GLP-1内服薬(リベルサス):11,000円~ 脂肪吸引(ウエスト):117,970円 | メディカルダイエット(リベルサス3mg):8,228円~ 脂肪燃焼プラン(漢方):5,588円~ | GLP-1注射:33,000円~ GLP-1内服薬:9,438円~ 脂肪溶解注射:99,000円~ |
オンライン診察 | ||||
店舗数 | 関東中心に10院 | 全国に143院 | オンラインのみ | 代官山に1院 |
診察時間 | 8:00~23:00 | 店舗により異なる | 24時間 | 10:30〜13:30 14:30〜19:00 |
医療ダイエットでおすすめのクリニック4院をまとめてみました。
クリニックによって取り扱う施術は大きく異なり、内服薬や注射のみを取り扱うクリニックから、マシンや脂肪吸引まで可能なクリニックまでさまざまです。
どの医療ダイエット法を希望するかによって、クリニックを選ぶと良いでしょう。
また内服薬や注射のみの場合は、完全オンラインのみで受診できるクリニックもあります。
自宅から通いやすいクリニックがない、ダウンタイムが心配だからまずは内服薬から試してみたい、という場合はオンラインクリニックも検討してみましょう。
医療ダイエットクリニックのおすすめランキングTOP4
ここからは、医療ダイエットにおすすめのクリニックを厳選して4つ紹介していきます。
クリニックによって扱う内容も異なるので、しっかりチェックしてみてくださいね。
1.クリニックフォア【GLP-1がオンラインで!最大15%OFFのお得なプランあり】
クリニック名 | クリニックフォア |
治療内容 | GLP-1(飲み薬/注射) SGLT2阻害薬 糖質吸収抑制剤 漢方 |
料金プラン(税込) | ・GLP-1内服薬 単月:11,000円、まとめ買い9,900/月~10,450円/月、毎月定期配送:9,350円 ・GLP-1注射薬 1本:29,700円 |
店舗数 | 関東中心に10院 |
診療時間 | 8:00~23:00 |
オンライン診察 | あり |
オンライン診察時の配送料 | 550円 (GLP-1の注射のみ1,100円) |
クリニックフォアは関東中心に10院を展開する総合クリニックで、医療ダイエットはオンラインでのみ診察・処方をおこなっています。
GLP-1の内服薬リベルサスと、注射薬オゼンピックを中心に、医療用漢方やSGLT2阻害薬も取扱いがあります。
内服薬は毎日服用、注射は週1回の投与になるため、自分のライフスタイルに合ったプランを選べるのが嬉しいですよね。
クリニックフォアでは毎月決まったサイクルで自宅に届く定期便や、3か月・6か月ごとにまとめて配送してもらえるプランがあり、それぞれ1か月ごとの購入より10~15%もお得ですよ。
診察は空きがあれば当日予約も可能で、15分程度で診察も完了するため、通院の手間もなく忙しい方にもおすすめです。
2.湘南美容クリニック【大手ならでは!ダイエット薬・マシンの種類が豊富】
クリニック名 | 湘南美容クリニック |
治療内容 | GLP-1(内服/注射) クールスカルプティング 脂肪溶解HIFU ダイエット注射 脂肪溶解注射 脂肪吸引 糖質吸収抑制剤 ダイエットサプリ |
料金プラン(税込) | クールスカルプティング:29,800円~ 脂肪溶解注射:24,800円 GLP-1注射薬(サクセンダ):24,800円 GLP-1内服薬(リベルサス):11,000円~ 脂肪吸引(顔):79,440円 脂肪吸引(ウエスト):117,970円 |
店舗数 | 全国に143院 |
診療時間 | 店舗により異なる |
オンライン診察 | あり |
オンライン診察時の配送料 | 1万円以上で無料 |
湘南美容クリニックは全国に143院を展開する大手の美容外科クリニックで、店舗数が多いだけではなく幅広い施術をおこなっているのが特徴です。
GLP-1の内服薬や注射薬はもちろん、クールスカルプティングや脂肪溶解注射など気になる部分をピンポイントで施術し部分痩せにも対応可能です。
今回紹介するクリニックの中では唯一脂肪吸引にも対応しているため、脂肪吸引も検討している方なら湘南美容クリニックがおすすめですよ。
GLP-1の内服薬、注射薬は2回目以降オンラインでの処方もできるため、クリニックが遠方でも続けやすいですね。
総合的に医療ダイエット全般を取り扱っているため、医療ダイエットをしたいけどどの方法が自分に合うか分からない、という場合は無料カウンセリングで相談してみると良いでしょう。
3.DMMオンラインクリニック【GLP-1内服薬がリーズナブルな価格】
クリニック名 | DMMオンラインクリニック |
治療内容 | GLP-1(内服) SGLT2阻害薬 サプリメント 漢方 |
料金プラン(税込) | メディカルダイエット(リベルサス3mg) 単月:9,680円、定期便:8,228~8,778円 脂肪燃焼プラン(漢方) 単月:6,490円、定期便:5,588円 糖質カットプラン 単月:17,930円、定期便:15,180~16,137円 内服バランスプラン 単月:4,510円、定期便:3,828~4,059円 ※リベルサス以外のプランは半月分のお試しプランあり |
店舗数 | オンラインのみ |
診療時間 | 24時間 |
オンライン診察 | あり |
オンライン診察時の配送料 | 550円 |
DMMオンラインクリニックはオンライン診療に特化したクリニックで、自宅にいながら受診から薬の受け取りまで可能です。
取扱いはGLP-1の飲み薬であるリベルサスを中心に内服薬のみですが、その安さがDMMオンラインクリニックの特徴のひとつ。
店舗を持たずオンラインに特化しているため、処方薬の料金もリーズナブルで診察料も0円です。
定期便にするとさらにお得で、最大約15%割引で購入できますよ。
内服薬を検討していてコスパを重視する方には、DMMオンラインクリニックがおすすめです。
4.WITH BEAUTY CLINIC【LINEでダイエット薬の処方や相談ができる】
クリニック名 | WITH BEAUTY CLINIC |
治療内容 | GLP-1(内服/注射) 脂肪溶解注射 糖質吸収抑制剤 脂質吸収抑制剤 ダイエット点滴 |
料金プラン(税込) | GLP-1注射(サクセンダ):33,000円~、6本コース181,500円(30,250円/本)、12本コース330,000円(27,500円/本) GLP-1内服薬(リベルサス):8,580~9,438円 脂肪溶解注射:99,000円~ 糖質吸収抑制剤:13,486~15,173円 |
店舗数 | 代官山に1院 |
診療時間 | 10:30〜13:30 14:30〜19:00 木曜・土曜定休 |
オンライン診察 | あり |
オンライン診察時の配送料 | 500円 (会員なら送料無料) |
WITH BEAUTY CLINICは東京都の代官山にある美容クリニックです。
WITH BEAUTY CLINICは会員になるとお得に施術を受けることができ、GLP-1注射は一般会員だと1本44,000円ですが、会員価格では33,000円と1万円近くお得です。
コースプランもあり、12本コースにすると1本あたり27,500円と40%近く割引になりますよ。
GLP-1の内服薬や糖質吸収抑制剤の他に、脂肪溶解注射にも対応しているため部分痩せを希望している方にもぴったり。
脂肪溶解注射以外はオンラインでの処方も可能なので、クリニックまで毎回通院が大変という方にもおすすめです。
医療ダイエットで痩せないと感じた時によくある質問
ここまで医療ダイエットで痩せない理由や効果的な方法について、詳しく解説してきました。
最後に、医療ダイエットで痩せないと感じた時によくある質問を見ていきましょう。
医療ダイエットで痩せないときはどうすればいいの?
医療ダイエットで期待したような効果が出ない場合、まずは医師に相談するようにしましょう。
内服薬や注射であれば薬の種類や用量を変更したり、食生活の指導や生活習慣の改善をするなど、現在のプランで効果が出ない原因を考え今後の対策を検討します。
自己判断で他のサプリを飲んだり急に激しい運動をしたりすると、薬の飲み合わせや血糖値が急激に下がるなどのリスクがあります。
クリニックで医療ダイエットの施術を受けている間は、必ず医師に相談するようにしてくださいね。
医療ダイエットで痩せないなら、途中でやめてもいい?
医療ダイエットで痩せないからと言って途中でやめてしまうと、リバウンドのリスクが高まります。
特にGLP-1などのように食欲を抑えて体重を落としていく方法の場合、急にやめると食欲も体質も元に戻ってしまいます。
最低でも2~3か月は継続し、それでも止めたい場合は医師の相談の上、薬の量を減らす、または中止するようにしましょう。
医療ダイエットで痩せにくい体質はある?
医療ダイエットで痩せない場合、体質が関係していることもあります。
筋肉量が少なく代謝が悪いと、代謝が活発な人に比べて痩せにくく思ったように効果が出ないことも。
また腸内環境が悪いなどの理由で便秘がちだと、老廃物をため込みやすくなってしまいます。
生活習慣を変えることで体質改善にもつながるため、痩せにくいと感じる場合は自分の体質を見直してみるのもいいでしょう。
まとめ
医療ダイエットで痩せない場合の理由と対策について解説してきました。
医療ダイエットと一口に言ってもさまざまな方法があり、継続することで効果を実感できるダイエット法もあります。
そのため自分の希望やライフスタイルに合った方法を選び、継続することが大切です。
どの医療ダイエットが良いのか分からないという場合は、まずはクリニックのカウンセリングで相談してみるのが良いでしょう。
カウンセリングは無料で受けられるクリニックが多いため、気になる方は一度相談してみてくださいね。
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